「戦う理由」

このままでは、人生の罠に掛かったまま終わってしまう。

なにもかも置き去りにしたまま、生きたくもない人生を生き続けるなんてまっぴらだ。

生まれは変えられない。

金持ちの子供は金持ちの子。

貧乏人の子供は貧乏な子。

始まりは仕方ない。

平等なんてどこにもありはしない。

だからといって、いくらか世界が見えるようになり、自分の力で自分を変えられるようになったなら、まだ人生は終わっちゃいない。

自分のための人生を取り戻すのに、遅すぎることなんてないはずだ。

 

子供の頃に憧れた、真っ赤なスーパーカーに乗って走る。

アラスカの夜空に広がる、満天の星とオーロラを観る。

カリフォルニアからニューヨークまで、車で旅をする。

レース用の実銃を腰に吊って、競技を撃つ。

大口径のスナイパーライフルで2kmの距離を撃つ。

ドイツのAutobahnで全開走行をする。

ついでにニュルブルクリンクを走る。

新しいMacが出たら、その中で一番いいやつを買う。

パリにいる友人とワインを飲みながら、銃と自転車談義に花を咲かす。

会いたい時に会いたい人に会う。

書き出してみたけど、たいしたことなかった・・・

けれども今の自分にはどれ一つとして叶わない。

このままでは小さな世界にへばりついたまま人生を終えることになる。

それでいいと思える人生など送ってはいない。

今も一分一秒、人生時間が過ぎ、消え去っていく。

残された時間でなんとかするしかない。

もしも自分自身の人生を取り戻すことができなかったとしても、死の間際まで戦い続けたなら納得できるかもしれない。

戦わずして嘆き暮らした人生など、一顧だにする価値はない。

戦えたのに戦わなかったことを後悔しながら死ぬなんて、あまりにも惨めではないか。

それが戦う理由。

文・写真 荒石 誠

     市より、
     これはelan君のブログからもらいました。
     多くの人が共感できる内容だと想います。